あきらけき・・・

あきらけき目も呉竹(くれたけ)のこの世より
迷はばいかに 後(のち)のやみぢは

大意

この世の罪は来世までも影響を及ぼすものであるので、目先の欲望に囚われず、常に先を見て今の行いを正しましょう。今目の前に見えている現実を見て迷ってばかりいては、まだ見えない明日はますます迷ってしまうでしょう。

この歌には、今日、明日のことをあれこれと思い悩むよりも、今目の前にある事を大切にしていこうとの意味がこめられています。目の前のことに精一杯取り組めば、それが明日へ繋がるというわけです。

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