賢不肖・・・
賢(けん)不肖もちひ捨つるといふ人も
必ずならば 殊勝(しゅしょう)なるべし
大意
賢い人を使い、そうでない人を捨てるということはなかなか難しいこと。人の上に立つ者ではれば、人柄や才能をできるだけ公平に見る目を養うべきである、と歌われています。
人にはそれぞれに得て不得手があります。一方では優れた能力を発揮しても、他方では人に劣るということもあるでしょう。
それでも、みなを平等の目で見て、それぞれを適材適所に配置していく。人に優劣を付けるのではなく、長所を見る目を養っていくことの重要性が説かれています。
広告