ぬす人は・・・
ぬす人はよそより入ると思ふかや
耳目(みみめ)の門に 戸ざしよくせよ
大意
悪いことは外から入ってくるものと思っている人が多いが、本当の悪は自分の内側にいるものです。人の言葉に惑わされ、周りの変化に自分を見失ったりする事が無い様に、心の戸締りをしっかりとしなさいという意味です。
誰かの甘い言葉に囁かれたとしても、その是非を問うのはあなたの心です。その甘い言葉を良しとするのか、悪とするのかは他人が決めることでは有りません。あなたが決めることなのです。
そして、それらの悪い情報が入ってこないように、耳と目にしっかりと「戸締り」をして、邪念が心に入ってこないようにします。さらに「心の鏡」をしっかりと磨き、誘惑を跳ね返せるよう、日々、心の鍛錬に努めよとの意も込められているのです。
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