そしるにも・・・

そしるにもふたつあるべし大方(おおかた)は
主人のために なるものと知れ

大意

主人に対する悪口は二通りあり、本当に主人のことを思って口に出た悪口と、自分の私利私欲や不平不満からの鬱憤を晴らすために出たものがあるが、どちらの悪口に対しても、主人は寛大な心を持って聞き入れ、反省すべきであると歌われています。

人は皆、自分の悪口を聞けばいい気分ではいられません。しかし、その悪口をしっかりと受け止め、自分の欠点を指摘してくれたものと考え、反省するのです。

自分の欠点は、自分では見えづらいもの。寧ろ、その悪口に感謝して、自分を高めるための足がかりとするべきなのです。

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