小車の・・・｜島津日新公のいろは歌集

小車の・・・

小車（をぐるま）のわが悪業にひかれてや
つとむる道を　うしと見るらん

欲望や情欲についつい引かれてしまうのが人間であり、今までは何ともなかった仕事が突如として辛くなってしまい、仕事をさぼって悪業（あくごう：悪行のこと）に走ってしまう。そうならないためにも、自分の道を感謝の心で努めて歩くようにとの意味です。

今、自分が行なっている仕事を当たり前とせず、「感謝」の気持ちを持って日々進んでいくことが大切なのです。