はかなくも・・・

はかなくも明日の命をたのむかな
今日も今日もと 学びをばせで

大意

今日できることであっても明日に延ばしてしまい、さらに明後日、またその次の日に延ばす。明日という日を頼みにしてしまうと、結局は何も出来ません。今日できると思ったことは今日中に必ず行なう。そして、毎日を精一杯生きて、勉強の日々を送りなさいという意が込められています。

戦いに身をおく戦国時代においては、自分に明日は来ないという覚悟の上で、毎日の生活を送っていました。そんな生活の中で、明日に後悔を残さないためにも今できることは必ず行なっておくというこの歌は、「明日」を保証されている現代社会において、非常に大きな意味がこめられていると感じずにはいられません。

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