憂かりける・・・

憂(う)かりける今の身こそは先の世と
おもへばいまぞ 後(のち)の世ならん

大意

仏教の因果を説いた歌で、今の世の中の苦楽は、前世の生き様である。従って、今の世の中を一生懸命に正しく生きていくことで、来世も希望に満ちた素晴らしい人生を送ることができるという意味です。

現世での行いを大切にすることで、来世に生まれ変わった自分へ徳を渡すことができるという「因果応報」の教えが、この歌にはこめられています。

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